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東京都町田市は、東西は東京・新宿と小田原市、南北は八王子市と横浜市を結ぶまさに交通の要に位置し、古く鎌倉時代から鎌倉街道沿いの商業の地として繁栄して来ました。
薬師池公園、リス園、ぼたん園、ダリア園、えびね園などの公園施設は、この鎌倉街道沿いの七国山の周辺に集まっています。
「町田ダリア園」は、この七国山の山頂に一番近い、日当たりの良い山の斜面に約14年前に作られました。----敷地は、約15,000平方メートル。約500種、4,000株のダリアが咲き、関東一の規模を誇っています。

ダリアと牡丹----。牡丹の花を観賞出来る期間は、花の種類にもよりますが、5〜6月のわずか10日足らずの短い期間に限られています。
しかし、ダリアの方は7月から10月まで、4カ月近くもの間、次々に花を咲かせてくれます。


ダリア園の方々に『では、鑑賞に一番の季節は?』と尋ねると、
『昨年、夜のうちに散水する設備を完備しましたので、もういくら猛暑が続いても葉が枯れるような事はなくなりました』。
『とは言え、8月の猛暑の時期は、ダリアにも厳しい時期です。ダリアは、昼と夜の気温差の大きい9月半ばから10月一杯が一番いい季節です。その頃が一番の見頃だと思います』。
『そのころにもう一度、お越しになて下さい!』
と答えてくれました。
4、5年前のある日、写真家の秋山庄太郎さんが、ひょっこりとこのダリア園を訪れたのだそうです。
写真好きの皆さんなら、“女性を撮らせればこの人の右に出る人がいない”と言われた『婦人科の秋山庄太郎』先生の代表作、20余年にわたり週刊誌の表紙を飾った往年の名女優さん達の写真の2枚や3枚は、瞬時に思い出されることと思います。
以下は、ダリア園で初めて池田・元園長(女史)にお目に掛かった折に伺った話です。

故・池田・元園長(右)と故・秋山先生
この頃、秋山先生は、故郷に近い東北の或る町(川西町)のダリア園まで、わざわざ大好きなダリアの撮影に出掛けておられたのだそうです。----そんな或る日、お弟子さんが、なにげなく『先生、ダリア園なら、私が住んでいるところ(相模原市)の近く(町田市)にもありますよ!』と話題提起されたんだそうです。
秋山先生は、『それでは早速!』と、お出かけになって下さり、以来、ダリア園の皆さんとの交流が始まった。
屋外で撮る写真、切り花にして室内に持ち込んで撮影する写真……。
池田・元園長は、秋山先生がお越しになる度に、毎回、新鮮な思いで写真撮影に立ち会ったそうです。
こうして、この年、1シーズン掛けて撮影した「町田ダリア園」の写真が写真集にまとまりました。----「町田市も応援する」からと言うことで、ダリア園の皆さんやご父兄が頑張って、写真集の出版まで漕ぎ着けてしまったんです。

私がこの写真集に始めてお目に掛かったのは、我が家から 50mとは離れていない宮本医院の受付ロビーでした。
そして、「1冊、手にいれよう!」と思ったものの、そのままになってしまっておりました。
池田・元園長に
『この写真集の雰囲気を伝えたいので、本の表紙を掲載させて下さい』
とお願いすると、
『きっと秋山先生もお慶びになると思います』
『写真集(2,700円)は、まだ手元に少々残っています。ダリア園を訪れて下さって、帰りに事務所にお寄りいただき「木本のホームページを見て、写真集が欲しくなった」と仰って下されば、特別に先生のサイン入りを差し上げることにします』
『先生は、お願いすれば気楽にサインして下さるのですが、横からお弟子さんが「先生、お疲れになるから」と心配されるんです.。ですからそんなに沢山、サインをいただけるわけでもないんです』。
お陰様で、私は、皆さんより先に、最大の恩恵に浴する事が出来ました。
秋山先生は、達筆ですよ!
秋山先生との心の交流は、写真集だけではありませんでした。
翌年からは、毎年7月には、秋山先生が直接ご指導くださる「ダリアの撮影会」が開かれています。(町田市の広報紙で案内しているそうです)
池田・元園長の話は続きます。
『秋山先生は手弁当で駆けつけて下さって、自ら講師役を引き受けて下さっています』
『入り口では、“申し訳ありませんが入場料の300円だけは、各自で払って下さい”
と、先導して下さるんです』
『撮影会には、毎年、4〜50人、集まります。写真がお好きなら、是非、来年はお越し
になって下さい。本当に丁寧に個人指導して下さいますよ!』。
■これが現実になりました

“私”が“私のカメラ”で撮影した記念作品
上の写真は、私の写真の中では、些か趣を異にしています。
実はこの写真、平成10年7月11日に行われた秋山先生主宰の撮影会に参加させていただいた時、“私”が“私のカメラ”で撮影したものです。
2人のお弟子さんがフラッシュや、背景の雲のバックなどの準備を進める中、バケツ2杯分の園内選りすぐりのダリアの切り花の中から、秋山先生がお気に入りの花を選び出し、活ける。
アングルが決まると撮影。
それが終わると、当日参加した60人近いアマチュアカメラマンの一人一人にファインダーを覗かせて下さいました。

カメラを覗く60人近い参加者一人一人に語りかける秋山先生
それだけではありません。
『今日は参加者が多いので、一人3ショットづつにしよう!』
と、我々の自前のカメラで撮影させて下さったんです。
更に3カット、ダリアの花を取り替えて、別アングルで撮影させて下さいました。
1枚の花の写真を撮るために花の活けてはファインダーを覗く。
そしてまた活け直す。
この作業を、丹念に時間を掛けて何度も何度も繰り返す。
真剣に被写体に取り組む秋山先生の撮影現場を直接、この眼で拝見出来たことは本当にラッキーでした。
※秋山庄太郎氏は、平成15年1月16日に逝去されました。
■“緑の動物園”
ダリア園の右手奥には、芝生のスペースが広がっていて、お弁当を広げるにはもってこいのスペースになっています。

また、夏の直射日光が厳しい季節には、この木陰が絶好の憩いの場所になっています。
芝生のあちらこちらには、“つげの木”の芸術“緑の動物”達が遊んでいます。
この動物達のお陰で、この芝生の憩いの場のイメージは本当に一新されました。
小さなお子さまには、是非、見せてあげて下さい。

“緑の動物園”のキリンと象さん(つげの木の造形)
なお、“緑の動物園”については、
http://www.sing.co.jp/asobi/fusigi/fusigi22.htm
でも詳しく紹介されています。
お出かけの前日にでも是非、一度開いてみて下さい。
お子さまにはお薦めの楽しい解説です。
■精神薄弱者通所授産施設としての役割
「ダリア園」では、養護学校、障害児童学級を卒業後のちえおくれの子供たち約25名を対象に、基本的な生活習慣などを作業を通じて身につけるため、花が咲く期間が長いダリア園の運営を中心に、パンジー、ハボタン、サルビアの種蒔き、鉢上げ、土作り、草取り作業や、町田周辺の駅の花壇の植えかえ作業を行っています。

ゆっくりとダリアを鑑賞した後は、是非、彼らの作業場を訪れて、丹精込めて育てた季節の花々をお土産代わりにお買いあげ下さい。そして、その花で、ご自宅の玄関先を飾って下さい。

池田・元園長に代わり、私からもお願いいたします。
■ダリアの球根即売会
そうそう忘れるところだった!
ダリアの球根は、4月29日の祝日“みどりの日”に一日だけ販売されます。
来年は、我が家でもダリアを育ててみようかと思っています。
★球根即売会を取材しました。(H11.4.29)
ご興味があれば、次ページ球根即売会〔青字の部分をクリック)に
お進み下さい。
■ダリアの花々
ダリア園には、約500種類のダリアが咲き誇っています。
そのうちから、代表的な花々、約30種類を集めてみました。
ご興味があれば次ページダリアの花々(青字の部分をクリック)にお進み下さい。
■ダリア園(精神薄弱者通所授産施設)】
住所:町田市山崎 1213-1
電話:0427-22-0538
ダリア園では、広い農場(通所授産施設)を利用してダリアをはじめ季節の花々を栽培・生産しており、リーズナブルな値段で購入することが出来ます。
我が家の玄関先を飾る鉢植えの幾つかは、ここで手に入れたものです。
詳しい情報は、ダリア園公式ホームページ(http://www12.ocn.ne.jp/~dahlia/)
でご確認下さい。
【交通案内】
小田急町田駅の北側、POPビルの先から、「本町田経由野津田」行き、または「本町田経由鶴川」行きのバスに乗車。約15分、「今井井戸」下車。徒歩5分。
セブンイレブンの横の道から入るのですが、初めての方は分かりにくいと思います。道路横の案内を確認しながら進んで下さい。
大型のバスでお越しの際は、全然別の方角から入ることになるかと思いますので、事前に事務所に電話してFAX等で交通案内を受けた方が良いかと思います。
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